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卒業生・保護者の声

西濃学園高等学校卒業生 Sくんより


西濃学園で過ごしてよかったことは?

自分のペースに合わせて進歩できたってことと、仲間ができたことです。緩い雰囲気の中で、でも許してくれるだけじゃなく、叱るところは叱ってくれて、仲間とケンカしたこともあったけど、ぶつからないと成長できなかったと思います。
不登校だった時は学校に行っていないから先生に褒められたりとか、友達と仲良くなって、一緒に出かけたり、ケンカしたり、そういった“してこなかった経験”を、ちょっとずつ階段を上がっていくように、一歩ずつ歩むことができたことが、ここに来てよかったことだと思います。


自分が成長できたと思うところは?

「頑張ったってしょうがない、自分はダメなんだ」って意識がありましたが、自分のペースで考えて、少しでも「できた!」という感覚を持てるようになったことです。
その人にはその人のペースがあって、求めていることとその人にできることが違って、その人のペースでできるようになるんだってことが分かるようになりました。
自分のできる事・できない事を理解できるようになって、他の人を許せるようにもなりました。また自分自身も許せるようになったということが大きく成長できた事だと思います。


成長できたきっかけは?

特別ぶつかる相手がいました。ものすごくぶつかって、ケンカしてっていう相手が。でもケンカしない時もあって、そういう時はすごく仲がよくて、趣味も一緒で気が合うんです。ケンカをした時は相手を「許せない!」って思うんですが、仲直りができると「やっぱりあいつは良いやつだな」って思えるようになりました。
ぶつかる相手がいて、叱ってくれる大人がいて、落ち込んだら励ましてもらえるし、仲直りできる仲間もいて。お互いに足りない部分を補い合って生きていくんだなと思えた時、自分が大人に近づいた気がします。プラスのことばかりを見るのではなく、マイナスの部分も認めていくことが大事なんだと思います。



西濃学園高等学校卒業生保護者様より


西濃学園に入学を決めた理由は?

最初に体験入学に来た時、暑くて辛かったみたいなんですが、「寝ててもいいよ。大丈夫」って声かけをしてもらえたことがよかったみたいです。理不尽に頑張らなくってもいいんだなっていうところにホッとして、親としても安心できました。


お子様はどう成長しましたか?

「こうだ!」って思ったら絶対に人のいうことは聞きませんでした。「こんな風に思ってみたらどう?」という声かけにも全く耳を貸さない感じでしたが、ここに入学してからは、人っていろいろな面を持っていて、この部分は嫌だけど、この部分は良いと思える部分があると認められるようになった、そういう付き合い方ができるようになったことが大きく成長したことだと思います。
最初は周りに対しての不信感が強くて、「みんな僕をいじめるんだ」と言っていたこともありましたが、周りの人と一緒に協力すること、信頼することというのが感じられるようになって、大きく変わったなとびっくりしています。


親としての変化は?

我が子とどう付き合っていいのかわからなくなっていました。家で勉強を見たり、学校と話し合ったり、母として「頑張って面倒を見ている」という気持ちになっていたのですが、我が子が本当にしてほしいことが何かはわかっていなかったなと今では思います。
西濃学園で我が子が自分を好きになることができ、家族以外の人(先生や他の生徒さん)から、良いところを認めてもらえて、私自身も気持ちが楽になりました。それからは私も子どもの内面を見るようになりました。
子どもの変化が親の変化に繋がっていると思います。


西濃学園の魅力とは?

西濃学園は少人数のクラスなので、人と深く付き合うことができ、濃い人間関係を築くことができると思います。自分の友達の良いところ・悪いところ、両方を見てうまく付き合っていけるようになるというところは本当に良いところだと思います。
子どもの話をきちんと最後まで聞いてくれて、否定せず、受け入れてくれるので子どもも安心して過ごすことができます。安心できるからこそ、のびのびと成長できるのだと感じます。



西濃学園中学校の卒業生 Sくんの保護者様より

この西濃学園を巣立っていきます卒業生、修了生の保護者を代表いたしまして。一言お礼の言葉を申し上げたいと思います。

北浦学園長先生をはじめ、諸先生方に、心よりお礼を申し上げます。また、地域の皆様におかれましては、いつも子どもたちを見守っていただき、絶えず温かい声をかけていただきありがとうございました。藤橋温泉の湯船の中で子どもたちに話しかけて下さり、ヨガ教室やソフトバレーボールなどに誘っていただき、人々のつながりや温かさを感じることができたと思います。

今、私の脳裏には西濃学園に入学したときのことが鮮やかに蘇っています。小学6年生であった平成20年9月1日10時、第79回都市対抗野球大会で東京ドーム球場にて西濃運輸対JFE西日本の対戦カードがありました。その時、応援団とともに西濃学園の先生方や生徒さん達が東京ドームへ応援に来ました。東京の自宅から東京ドームで合流した我が子は、帰りのバスで先生方と一緒に1人で西濃学園へ戻って行きました。この時から人生が再び動き始めました。

最も感受性の強い思春期、日々、様々な悩みを抱え、卒業式直前まで泣いたり笑ったり忙しい毎日でした。我々保護者も共に、また先生方、職員の皆様にも大変なご苦労をお掛けし、ご指導いただきました。自分の気持ちや考えをきちんと伝えきれず、友達とつかみ合いの喧嘩になったこともありました。しかし確実にたくましさを身につけていく子どもを見ていると、当たり前の生活をおくれることは本当に幸せなことなんだと実感すると共に、感謝したいと思います。

夏には過酷な登山に挑戦し、それぞれのコースに分かれ、中学生、高校生、力を合わせて無事帰って来たときには一段とたくましくなったように感じました。冬の大雪の時も、「学校の駐車場やみんなの家のところも雪かきしないといけないな。雪かきは凄い筋トレになるんだよ。」子どもは笑いながら話していました。子どもたちは西濃学園の様々な体験学習や藤橋という素晴らしい自然環境の中で「生きる力」を身につけてきたと思います。

西濃学園を卒業し、新たな友人や教師と出会い、また一から人間関係を築いていきます。しかし生活を共にした西濃学園の友達は一生の仲間になると思います。素晴らしい先生や仲間に出会えたことはこれからずっと大切な宝物になるでしょう。自分自身の考えや、個性をしっかりと持ち、思いやりや感謝の気持ちを大切にし、それぞれ新しい環境の中で自分らしく輝きながら楽しい日々が過ごせるよう私たち保護者も子どもたちを信頼し、愛し、見守り続けていきたいと思います。そして子どもたちと一緒に成長していきたいと思います。

知識を教えてくれる先生はどこにでもいますが、人生を教えてくれる先生はなかなかいません。しかし西濃学園にはそのような先生がいます。全力で子ども達のために行動してくれる先生がいます。西濃学園は本当に子どもたちの故郷になると思います。新しい環境で悩んだ時には、西濃学園を訪れ、教職員の皆様に相談に伺う機会もあるかもしれません。その折には変わりなくご指導くださいますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、西濃学園のますますのご発展と教職員の皆様、そして子どもたちに関わっていただきました全ての皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げてお礼の言葉とさせていただきます。この素晴らしい西濃学園に出会えたことを感謝します。本当にありがとうございました。



西濃学園中学校を修了 中学3年生の女の子より

思い起こせば、この西濃学園で私たちは多くの貴重な経験を得ることができました。

地域学習の一環である岸武雄さんの発表や西濃祭、劇団四季の観劇を通して、みんなで協力して一つのものを作りあげていく面白さを知りました。

高校受験では、なかなか志望校が決まらず、悩んでいた時、親身になってアドバイスをいただきました。また、受験勉強のために休日学園に残って勉強していた私に、先生方が励ましの言葉をかけていただきました。

合格した時は、先輩、後輩、友達、たくさんの人に祝福の言葉をかけてもらえた事が、とても嬉しかったです。在校生の皆さん、私が今日、こうやって笑顔で卒業を迎える事ができたのも私が不安になった時、支えて下さった先生方、友達がいたからです。不安に思った時自分の周りには、支えてくれる人がいることを思い出し自分を信じて、がんばって下さい。諸先生方、本当にお世話になりました。改めてお礼を言いたいです。まだまだ未熟、未完成な私ですので、これからもご指導をよろしくお願いします。



西濃学園高等部を修了 高校3年生の男の子より

僕が西濃学園に来たのは、高二の秋頃のことでした。今日までの一年半という時間を振り返ると、本当にあっという間だったように感じます。道の駅での販売活動や、いびがわマラソンへのボランティア参加など思い返せば様々なことがありました。西濃学園で経験できた一つ一つの体験が自分の糧になったと感じています。また個人的には今年一年は受験で大変な一年でした。

勉強がつらくて途中で何度もくじけそうになったけど、この壁を乗り越えられた事で、大きな自信になりました。自分が無事卒業できたのも、進路を決めることができたのも、学園長をはじめ西濃学園のスタッフの方々や先生方のサポートがあったからだと思います。

また両親にもいろいろとサポートをしてもらい今は、本当にたくさんの人達に感謝しています。在校生の皆さん、これから先、自分の将来や、進路を決めるにあたって大変なことや不安なことも色々あると思いますが、意思を曲げず自分の決めた道を突き進んで下さい。



西濃学園高等部を修了 高校3年生の男の子より

学園での生活は自分にとって、とても有意義な日々だったと思います。
学園にいることで地域の人たちと交流を深めることができたし、仲間と学園行事など様々な活動ができました。
その中でも自分が特に思い入れが強い行事は、一昨年、昨年と学園生と一緒にやった創作劇です。
最初は、職員の方に話を持ちかけられて単純に興味があったという理由で制作を職員の方と自分と二人で始めました。

しかし、学園生が着る衣装、立ち位置、台詞の変更など様々な問題がでてきました。
時には後悔して投げ出したいと思ったこともあったけど、近くにいる仲間の助けもあり、おかげで観客の人達に心底感動してもらえたと思い、すごくいい経験になりました。
学園で学んだこと、多くの人達と関わりを持つことができたこと、それは振り返ればここでしかできない貴重な体験だったと思います。
学園での思い出をこれからの自分の少しでも原動力になれればと考えています。ありがとうございます。



西濃学園中学校を修了 中学3年生の男の子より

僕は中二の5月末からの22ヶ月、この西濃学園で生活しました。ここでは中学でもやっていた野球をしたり、みんなと遊んだり、時々勉強もしながら楽しい時間を過ごすことができました。また、決して楽しいとは言えない時間もありましたが、それらの経験が僕を大きく成長させてくれたと思います。

この前の3月10日、僕はここに来て転校した中学校を無事卒業しました。転校してもあまり行けませんでしたが、先生方の理解や西濃学園スタッフの方々が色々助けてくれたおかげで中学生活を無事終了することができました。

また、先月、第一志望だった全日制の公立校にも合格することができました。これも、スタッフの方々が僕のやり方を理解して、温かく見守ってくれたおかげだと思っています。

ここでは、いろんな経験をして、様々なことを学ぶことができました。無理をしてこの素晴らしい場所に僕を送り出してくれた両親、様々な形で僕を支えてくださったスタッフの皆さん、そしていろんな経験とかけがえのない思い出を共有することができたし、ここで出会った仲間達にとても感謝しています。

僕はここを巣立ちますが、ここでの思い出とここで学んだことは決して忘れません。それらの宝物を胸に来年からの高校生活を勉強に野球に頑張っていきたいと思います。



西濃学園中学校を修了 中学3年生の男の子より

僕は、身の回りの環境が変わることが多かったこともあって、初めて西濃学園に来たときも1日もしないくらいで、学園になれることができました。

僕は、学園がすぐに気に入り、すぐに本入学することにしました。学園生活は、とても楽しいものでした。でも、野球は、なかなか好きになることはできませんでした。でも、監督に言われたある一言をきっかけに野球を好きになることができるようになりました。学園活動での野球で賞をもらえたときは、とても嬉しかったです。

西濃学園では、いろいろ学ぶことができました。これからもお世話になりますが、よろしくお願いします。



西濃学園中学校を修了 中学3年生の男の子より

僕がこの西濃学園ですごしてきたこの2年間、親元を離れ、ともに仲間とすごしコラボレイトや地域の方との交流などの体験活動を通してとても多くのことを学びました。

特に活動を通して感じたのは、僕はいろんな人に支えられてきた人だということです。

地域の方は僕たちのことを暖かく受け入れ家族のように接してくださいました。

スタッフの方は僕たち一人一人のことを考え様々な体験をさせてくれたりいろんなことを教えてくださいました。そして何より僕の家族はいつも僕のことを考えてくれてました。僕は西濃学園に入って本当に良かったと思います。ここでのたくさんの思い出は決して忘れません。

4月から僕は高校へ入学します。高校でも苦しい事、嫌になることがあるかもしれませんが、そのたびに西濃学園で学んだことを思い出して困難に立ち向かっていきたいです。


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