学園日誌

diary

学園日誌

戦争について考える

いよいよ西濃学園の新学期がスタートしました。中学生も高校生もみんなやや緊張気味(?)に教室で授業を受けています。
 さて、今年から西濃学園では毎週水曜日をコラボレイト(体験授業)の日と定めていろんな企画を考えています。その一つとして「戦争」をテーマにした授業を一年間通して行っていくことになりました。
 戦後60年以上たった現在ではあの悲惨な戦争を実際に体験された方々は数少なくなっています。そしてスタッフも含めてわれわれ全員にとって戦争という史実が遠い国の出来事で、ややもするとおとぎ話のようになってきています。でも国会では海賊対処法という船体射撃可能という、戦後初めて自衛隊が武器使用できる枠組みが検討されています。
 こんな時代にこそ、もう一度戦争について考えていく必要があると思うのです。教科書に書かれていることではなく、さまざまな映像や資料を使ってあの時代を振り返り、力と力の均衡以外の平和を構築する術はないのか?戦争を知らない世代が戦争を知らない世代にどうやって戦争を伝えていくべきなのか?そうした「平和学」と呼べるような授業にしていきたいと考えてます。
 まずは5月20日の午後に藤橋在住の方で若い頃に予科練におられた方を招いて、実際にどんな気持ちだったのか、どんな状況だったのか、という体験談を語っていただくことになっております。参加御希望の方は西濃学園まで御連絡下さい。


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