学園日誌

diary

学園日誌

井上雄彦の世界

 9月29日のコラボレイトはあのスラムダンク、バガボンドを世に送り出した井上雄彦を取材したビデオを見て、「いつ死んでもいい人生」を考えました。
 漫画家として地位も名誉も富も手にした井上氏は、それでもなお自分をすり減らしながらもバガボンドを書き続けています。「単に漫画家であるために漫画を書くことはしない」「漫画家としてどれくらい向上しているかはわからないが、絶対に落ちてはいない」並の人間なら少しぐらい手を抜いて、とすぐに考えるところが井上氏は主人公宮本武蔵の表情一つにも恐ろしいまでの執着とこだわりを見せてくれました。
 《一度自分に妥協してしまうと歯止めが効かなくなる》そんな自分だけの危機感を持って取り組んでいける何かと出会えた人は幸せなんでしょうけれど・・・・彼の姿は端から見てもゆったりとした幸せとはほど遠い鬼気迫るものでした。しかし見ている僕たち全員が《うらやましい》と感じるのは、その《何か》と出会えた事に対してなのかもしれません???
 さて、皆さんはそんな《何か》を持ってますか?


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