どうして人が生き残ったのか？
とんでもない話なのですが、諸説ある中で「それは人の直接的な祖先の類人猿がその種の中でいちばん弱かったから」という説が有力らしいのです。
思わず「ホンマカイナ～？」と言いたくなるのですが、２００万年前の中央アフリカは見事なまでの大森林地帯だったそうです。そこで暮らしていた猿のうち、強い猿は森の中央部で甘い果実や木の実など豪華な（？？）食事をしていたそうなんですが、わたしたちの祖先である弱い猿は森の端に住んで他の動物が取らないようなものを食べ、木を上り下りしながら地上に生えていた草花を食べることしかできなかったそうです。
しかし、そうした苦しい生活によって胃腸が丈夫になり、さらには股関節が柔らかくなり、結果的にすんなりと二足歩行に移行できたというのです。
こんな話を授業の合間にすると子どもの目は輝きます。知的好奇心を刺激するようなちょっとしたネタ話がきっかけで、そこから可能性が大きくなることって間違いなくあります。あのホーキング博士は小さいころに「この小石の中にも宇宙があるんだよ」と言われて宇宙への興味が膨らんだそうです。
そんなきっかけが作れれば、と思います。
とんちクイズ解答 ① めがね ② ジンジャーエール ③ 卓球