西濃学園では明日から冬休みです。
年内最後の授業はヒバク者のお二人に来ていただき、実体験談を語っていただきました。
生徒にとって戦争は、親は当然、祖父母も戦後生まれの世代になり、あまり実体験を伴わないものになってしまっています。
しかし本人を目の前にして聞く、肉声の体験談は、やはり重みが違い、心に響くものがありました。
「原爆の事は家族内でもタブーであり、親からもしっかりと話は聞けなかった」
「風評被害が怖くてヒバクしたことを家族にも喋れなかった」
「戦争は命とお金の無駄遣いでしかない!」
話が終わった後も、数名の生徒は直接話をしに行き、それにとても優しく対応してくださっていたのが印象的でした。
人前で話すことに抵抗感を感じることもあるテーマにも関わらず、快く快諾してくださったお二方には感謝しかありません。
生徒にとって、とても貴重な経験になったと思います。