ある日の高校の理科室。教卓に集まった生徒たちの眼差しはいつになく真剣です。何をしているのでしょう?
この日の授業のメインは「豚の眼球の解剖」。この写真は、教員が豚の眼球を解剖し、今まさに水晶体を取り出そうとしているところです。
今、「科学と人間生活」の授業では、眼球の仕組みを学習しています。生徒たちの「水晶体は本当にレンズの役割をするのかどうか知りたい」という声に応え、授業当日の朝、教員が業者から豚の眼球を仕入れてきて、この授業が実現しました。
この後、生徒たちも教員の補助を受けながら豚の眼球の解剖にチャレンジしていましたが、無事、水晶体を取り出すことができました。取り出した水晶体を新聞紙の上に置くと、文字が大きく見え、生徒たちは驚きと感嘆の声をあげていました。