校庭の片隅に二宮尊徳の像が静かに建っています。学園に辿り着いた子ども達は私どもはあるがままの姿を大切にしてスタートします。多くの子ども達は元気を取り戻して生活を始める訳ですが、中には本来持っているわがままさ、未成熟な発達による自分中心の言動が出てきがちです。それを成熟させ、一人ひとりの自立を促していくのが私どもの教育活動なのですが、そう簡単なことではありません
二宮尊徳が「たとえ一粒たりとも、天地三徳によりて生ず」と言っています。たとえ一粒のお米であろうと感謝しなさいということだと思います。今学園にとって「感謝・ありがとう」の気持ちを子ども達と共々噛みしめることが大切ではないかと考えています。何事にも素直に「ありがとう」が言える仲間創りに思いを馳せています。