“おいしい”の連打"
今年も高1生を引き連れて大野農園へ行ってきました。ここの一押しイチゴ「美濃娘」は、輝く果実が美しく、味も絶品です。農園では、イチゴの葉を食べる害虫の天敵「チリカブリダニ」を活用し、農薬を減らした環境に優しい栽培を実践しています。さらに、ミツバチが受粉を担い、形の整ったイチゴを育てています。ハウス内の数十匹のミツバチ(毎シーズン・・万円で購入する)は、すべての花を受粉し、その働き者ぶりを発揮します。また、消毒剤を使わないで、太陽熱による殺菌で土の微生物を豊かに保ち、自然と調和した農業を実現しています。おいしいイチゴが生まれるのは、こういった細やかな工夫と自然の力の賜物なんですね。それでも日々の作業は肉体労働できつい仕事です。「なぜ、そんな仕事をするんですか」という生徒の質問に「・・・・・ “おいしい”と言われたら癒されるから」。と聞いたときに、心の中でおもわず、“おいしい”を連打していました。