学園日誌

diary

芭蕉はなぜ旅に出た?

「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯を浮かべ馬の口とらえて老いを迎ふる者は、日々旅にして、旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。」現代語訳 「月日は永遠の旅人のように過ぎ去り、やってきては去っていく年もまた旅人のようなものである。船の上で一生を過ごし、馬の口綱を握って老いを迎える者は、毎日が旅であり、旅を住まいにしている。古人も多く旅の中で亡くなった人がいる。」奥の細道の冒頭部分です。知っている、聞いたことがある、習ったよう気がする、・・・・etc、色々な反応をする高1生たちを連れて、「産業社会と人間」、「進路研究」の授業の一環で、大垣・奥の細道むすびの地記念館へ行ってきました。記念館での説明を受け表に出て一句、川べりで一句、橋の上で一句。なるほど、これが芭蕉が旅にでた理由かもしれないと勝手に思いつつ、つかの間、にわか俳人を愉しんできました。



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