学園日誌

diary

学園日誌

卒業式

今日は平成26年度の卒業式が行われました。
今年度は、午後からの式だったので、午前中は寮の掃除をしたり、友達と話をしたりと、普段と変わらない時間を過ごしていました。
式が始まり、卒業証書を手にする卒業生たちは、いつもより凛々しく、堂々としていて“巣立っていくんだな”という実感が湧いてきました。


卒業生答辞では、3年間を学園で過ごしたY君が学園での思い出を話してくれました。

「3年前の入学式の日、不安で、恐くて、お母さんの膝の上に顔を隠し、名前を呼ばれても返事をすることも、顔をあげることもできませんでした。授業は他の子と同じ教室に入れず、廊下からお母さんと一緒に見ていました。はじめは寮に入れず、毎日、お母さんやお父さんに片道2時間かけて送ってもらっていました。朝が早くて大変な時も、文句も言わず付き合ってくれたお母さん、お父さん、本当にありがとうございました。寮に入り、家を出る時は寂しくもありましたが、3年間、楽しく過ごす事ができました。」

3年前の入学式の日、Y君が人前で堂々と話をすることができるようになるなんて、誰が想像できたでしょうか。
人はこんなにも成長できるんだ、そうY君に教えられたような気がします。


最後に、高校3年生から職員へメッセージと記念品をプレゼントしていただきました。
「たくさん反抗し、たくさん叱られ、迷惑もおかけしましたが、僕たちはここまで成長することができました。ありがとうございました。」


ここを巣立っていっても、ここで過ごした時間を忘れず、頑張ってください。
また、辛い時、苦しい時、うれしい時、楽しい時、いつでも学園に遊びに来てください。
私たちはいつでもみんなの味方でいます。

新しい場所でも頑張ってください。



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