学園日誌

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実践報告会【その2】高校3年生H君の発表、「わたしの主張」

後半はまず、西濃学園の高校3年生H君の発表、「わたしの主張」です。

 H君はまず、不登校にいたるつらい経緯を語ってくれました。中学生時代のつらい体験と、それが原因となって人間不信となり、自信を失って不登校となってしまったことなど…。そして、不登校になって以降も、何とかしなければともがき、苦悩しつづけたことなど、切々と語ってくれました。
 そして、寮生活でうまく人間関係をつくることができるか?などの不安をかかえながらも、この学校しかないという思いで西濃学園を選んでくれたこと、はじめは不安から学園でも苦労したことを話してくれました。
 西濃学園を選んでくれた生徒たちは全員、ほんとうに心がきれいないい子たちです。しかし、H君と同様つらい経験をし、そのために学校に行けなくなってもがき、苦悩し続けてきました。学園にたどり着いてからも苦悩の連続でしょう。あらためて生徒自身の口からそれを聞くと胸つぶれるおもいです。
 しかし、好きな陸上に少しづつ挑戦してみたことで、自信がもどり、積極的になれたとのこと。少しづつ実績も出るようになり、より高い目標に挑戦していったことを語ってくれました。また、積極性を高めたいと生徒会に入り、高校2年の後期には生徒会長を務めてくれたこと、自主的な清掃活動を始め、毎日続けてくれたことが語られました。
 H君の陸上部での活躍、実績はすばらしいもので、いつも学園内にうれしい話題を提供してくれました。彼がよき仲間となってくれているおかげもあって、後輩たちもどんどん素晴らしい結果を出すようになっています。また、生徒会活動や清掃活動のほか、日々の日常生活においてもH君は生徒たちのよき友、よき先輩、よき相談相手で、生徒たちにほんとうに慕われています。彼の苦労と努力にはほんとうに頭が下がるおもいです。

 H君は、さいごに、ご家族や学園への感謝を語ってくれましたが、わたしたち学園の生徒や教職員一同もH君に心から感謝しています。
 H君、いつも本当にありがとう。ここに改めてお礼を申し上げます。



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