学園日誌

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「何かが間違っているんでしょう」~金メダリストの言葉~

 体操の内村航平選手が四度目のオリンピック出場が決まりました。すごいですよね。
 そんな内村さんがあるインタビューに応じたときのことです。聞き手の方が内村さんにこう聞きました。
「明日はオリンピックの金メダルがかかった前夜なんて緊張したり不安になったりで寝れないことってあるんじゃないですか?」おそらく聞き手は「そうなんですよ、大変なんです」なんて答えを期待していたに違いないが、内村選手の答えはひとこと「まったくありません」だった。

 以下は問答の続きです。
 内村選手「そもそも試合前に緊張とか不安で眠れない人はオリンピックには出場できません。そういう人は予選で負けてしまいます」
 聞き手 「でも、練習とか辛くないんですか」
 内村選手「辛いと思ったことは一度もありません。練習ほど楽しいものはないし、それを披露できるのだから試合は最高に楽しい舞台なんです」
 聞き手 「しかし、ほかのスポーツ選手の中には練習はもの凄く苦しいと語られる人も多くいるんですけど・・・」
 内村選手「それは・・・・何かが間違っているんでしょう」
 
さて、この問答の最後にででてくる「何か」の正体とは・・・・・。
言葉でこれだと指し示すことは難しいのですが、なんとなく感覚的に理解できるよう
な気もします。キーワードは「楽しむ」です。極限まで自分にプレッシャーをかけて
最大級のパフォーマンスを目指す選手もいれば、無我夢中で楽しんでいた子どものこ
ろの気持ちで競技に挑むアスリートもいるでしょう。
  生徒も、そしてわたし達職員も、いくつになっても『楽しめる人間』でありたいものですネ。


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