学園日誌

diary

学園長のひとりごと

今日は学園の歯科検診

校医の清水先生に来ていただき歯科検診をしていただきました。先生によりますと概ね良好という評価をいただきました。
 私は小さい頃より歯が弱く学校での検診の後は歯医者さんにいかねばなりませんでした。家は郊外にありましたので授業後バスに乗って市内の歯科医院に行きました。帰りは父が勤めている役所に行き父の自転車の後ろに乗り帰りました。役所に行くと仕事が終わるまで父の後ろに用意された椅子に座り待っていたものです。その時、ちょつと不思議に思ったことは父の机には電話がないのです。他の係長さんの机には電話が置いてありました。子どもの私にとって電話は権威の象徴でした。帰り、父に「お父さんは係長ではないの ? 」と聞くと「そうだよ」「じゃなぜお父さんの机には電話が置いてないの」父は「電話をよく使う人に便利な所に置いてあるんだよ」との答えでした。
 また、歯について母のことも思い出しました。私は歯を磨くことが大嫌いで母からよく「しっかり磨かないと歯がなくなるよ」と言われ続けていました。私は「縄文時代の人は磨いていなかった」と反抗していました。数年前、歯が痛くて歯医者さんに行くと、この歯たちは抜歯しなければならないと言われ、一度に二本抜くことになりました。痛さに弱い私は、抜歯中に、母が「だから言ったでしょう」という声を聴きました。その時、素直な気持ちで「お母さんごめんなさい、ありがとう」と心の中でつぶやいたものです。



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